船越 智子(Tomoko Funakoshi)

(社)日本知育玩具協会
知育玩具インストラクター® マイスター/認定講師
キッズトイ・インストラクター® 1級
「4歳からの親子で始めるドイツゲーム講座」を開講しています。

自閉症スペクトラムと診断を受けた子を持ちます。ルールの決まった遊びが我が子にはヒットし、ドイツゲームを始めて楽しい時間を共有できたので、特にドイツゲームには思い入れがあります。

小学生までの子どもと親の親子参加を中心とした「Bandeボードゲーム会」の主宰をしています。月に一度、大府市で開催しています。



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第二十回 開催のお知らせ

新型コロナウイルス対策として開催を自粛しておりましたが、6月より再開していきます。手洗い、うがい、マスク着用など、適宜対策を講じて楽しみましょう。第二十回の、Bandeボードゲーム会の詳細が決定しましたので、お知らせいたします。ご予約開始しております。☆Bandeボードゲーム会の申し込みは、こちらから → 参加予約詳細は、以下の通りです。★日 時2020年6月20日(土) 10:00~16:00(ゲームできる時間)※17:00完全撤収のため、可能な範囲で片付けにご協力くださると嬉しいです。 ※昼食は、各自で適宜お取りください。★会 場 おおぶ文化交流の杜 allobu 2階 会議室3 施設駐車場あり ★参加対象5歳(年長児)〜大人参加対象年齢に達しないお子様は、誤飲等の危険性が防げないことと、会員の遊びの崩壊につながる可能性が高いという理由により、基本的に入場をお断りします。12歳(小学六年生)までの方は単独参加は出来ません。保護者と共に会員登録・ご参加ください。中学生の方は手続きは保護者とともに行い、初回は保護者とともに会場(会議室)までおいでください。 ★会 費(月一回開催・月額) 小学生以下  200円中学生    300円高校生以上  500円 親子セット1  500円 (親一人+小学6年までのお子様一人)親子セット2  1000円 (親二人+小学6年までのお子様二人) ※ 計算例 親1人+小学生2人=親子セット1+小学生以下=700円      親1人+小学生1人+年長児1人=親子セット1+小学生以下=700円★もちもの・蓋付き飲みもの※昼食は、各自で適宜お取りください。★参加までの流れ(及び予約の取り扱い)参加には基本的に予約が必要です。参加希望の方は当会ホームページ https://bande.localinfo.jp  の上部メニューにある「参加予約」より、ご予約をお願い致します。参加予約にお使いいただいたメールアドレスへ、開催日1日前にリマインダーメールを配信いたします。当日は、申し込み代表者のお名前をお申し出いただき、会費のお支払いをお願い致します。※もし参加予約をしたのち、参加不能になられた場合は、お早めにご連絡ください。bandeboardgame★gmail.com(★を@に変えてください)まで、お知らせください。★ゲーム玩具類の持ち込み等について当会趣旨の実現のため、会場では、次の(1)~(6)の持ち込みや使用をお断りさせていただきます。(1)囲碁・将棋・オセロ・チェス・麻雀など相応のやりこみが必要なゲーム(小さなどうぶつしょうぎやななろのごなど、導入ゲームは除く) (2)TRPG類、各々デッキ持ちが必要なトレーディングカードゲーム類(3)特定思想色の強いゲーム(キャッシュフローゲームや七つの習慣等)(4)アダルトゲーム(未成年に見せてはいけないようなテーマ性を持つもの、プレイに長時間かかるゲーム、ゲームするのに高度なコミュニケーションや高度な精神性などを維持する必要があるものなど。人狼ゲームなども含みます)(5)電子ゲーム機器類、カメラ撮影と緊急連絡以外を目的とする電子機器類の操作(6)当会選定以外の知育玩具(7)その他、当会にふさわしくないと判断したものや行為 ボードゲームの持ち込みは基本的に不要です。手ぶらでの参加を推奨します。ボードゲームを持ち込まれる方は、事前にご相談ください。お持ち込みいただいても、環境によりご要望に沿えない場合があります。各自で持ち込まれたゲームにつきましては、管理やインスト(ルール説明や導入)は各自でお願いいたします。汚損があった場合は、当事者同士で解決ください。★飲食物について飲み物は会場汚損防止のため、持ち込む場合は必ず蓋つきのものでお願いします。飲食物は飲食指定卓上にておとりください。なお、飲食卓に椅子のご用意はありませんので、基本的には飲み物程度の持込利用とお考えください。 飲食しながら歩き回ったり、遊んだりしないでください。飲食が済んだあとも、物品汚損防止のため、必ず「手洗い」をお願いします。★その他入室前に手洗いをお願い致します。マスクの着用を推奨します。運営スタッフ(ピンク色の枠の名札を付けています)の説明・指示内容はよく聞いて守り、常識的な行動をお願いいたします。 衛生・清潔感等も含め、常識的な身なりでご参加ください。爪は短く切ってください。物品は、ご好意でお持ち込みされているものも含め、すべて丁寧にお取り扱いください。会場備品及びゲーム玩具類汚損(カードに折り目がつくなど、完全に壊れていなくても、ゲーム上支障をきたすもの等も含む)には、弁償が発生することがあります。貴重品の管理につきましては、各自十分ご注意ください。会場は全室禁煙です。 一階には自販機と休憩場所があります。蓋のない飲みものなどはこちらでお召し上がりいただけます。また、近隣にコンビニもあります。(徒歩3分程度)当会のスタッフが撮影する写真は、参加者の顔や名前を伏せた形で、当会および知立ボードゲーム会の広報類(HP・twitter・Instagram・チラシ等)に掲載される場合があります。 基本的に親子参加型で、親子の絆を良い形で構築し、子供の育成を促すことを目的とするボードゲーム会です。子どもNGという大人の方の参加はご遠慮ください。会場でボードゲームと並行して、知育玩具で遊ぶ場を提供します。お子様はもちろん、大人でも没頭できるような良い玩具多数です。是非触れてみてください。いろいろな種類の遊びを通して、異年齢でコミュニケーションが生まれ、遊びの中で心を通わせ、ルールを学び教え、大人と子どもとがともに良い関係で過ごせることを目的としています。 会の趣旨上子ども参加者が多く、また先の知育玩具スペースがあるため、声が大きかったり積木が崩れる音が発生したりするなど、一般的な大人中心のボードゲーム会よりは騒々しくなる可能性が高いです。ご承知おきください。 公共機関ですので、時間内に片付けも含めて終えること、会場をすべて元の状態に戻すことがお約束です。時間を守って片付け、ごみは各自お持ち帰りいただくようご協力お願いいたします。皆様にお会いできるのを、心より楽しみにしております。

おうちで過ごそう

愛知県、独自の緊急事態宣言既に日本の一部に対しては、コロナウイルス対策として政府から緊急事態宣言が発令されたところですが、緊急事態宣言下にないところでも、感染者の拡大が止まりません。愛知県においても感染者数は全国的にも上位の方にあり、決して楽観的な状況ではありません。4月10日、愛知県知事より独自に県下に緊急事態宣言が発令されました。子どもたちも再びの休校延長となりました。私たちが活動する大府市においては、保育園や放課後クラブ(学童保育)の利用も、極力控えることを推奨する連絡も入っています。美術館やレジャー施設など、人が集まる環境が生まれやすい場所は軒並み休みに入り、いよいよ外出もままならなくなる”籠りきり生活”到来となりました。子どもたちだけでなく、働く大人にとっても大変な状況になってきたため、経済的な活動も停滞し始めています。主宰が気になった生活の一コマ夕食のための買い物のためとあるスーパーに出かけたところ、一家揃って夕食の買い物に来ているという家庭が、いつもより非常に多くみられました。荷物を持つなどして役立っている様子もない、ついて来る必要すらない留守番可能な(健常な、見るからに中学生以上の)子どもや、小さい子どもだからしょうがないという様子で無理やり連れてこられた子ども(小さい子のせいか、マスクも嫌がってしていない)なども多く、レジの近くも非常に混雑していました。これでは緊急事態宣言の意味がないと感じてしまいました。確かに安易に出かけることもできない為ストレスがたまるので、買い物にでもついていくか…となりたくなる気持ちはわかるのですが、緊急事態宣言の意味がなくなってしまう、とても危険な行動です。特に小さなお子さんがいる家庭では、どちらか片方の親が子どもを家で見て、どちらかの親が買い物に行くようにしたほうがいいなあと感じました。何も考えず連れて行くと、子どもたちにとって避けられるはずの外出を強要することになり、それによって感染可能性を只々あげるだけになってしまうことになります。『おうちで過ごそう』世界的にも感染拡大を防ぐということで、キャッチフレーズが生まれました。Stay Home = おうちで過ごそう です。また、その基本的・具体的考え方として三密を避ける = 密集、密閉環境、密接な接触を避ける ということも日々伝えられています。とはいえ、おうちで過ごすにもどうしていいやら…、という気持ちもあることでしょう。私たちの活動は、三密のうち避けられない環境がある(ボードゲーム活動というのは換気にも限界があり閉じた空間相当になりうる、遊びの手法などを例示して伝えるときなどに比較的人同士が近づく環境下で行われる、など)ため、現状では通常の活動そのものを再開することが難しい環境にあります。しかしながら、基本的には”おうち遊び”、つまりは、部屋の中での遊びに特化している活動ですので、私たちと過ごして頂いた時間での遊びの数々を思い出し、ご家庭での過ごし方の一つとして是非とも実践いただきたいと思います。

コロナウイルス対策としての日々

コロナウイルス対策でより閉塞的に昨今で一番のトピックスといっても良い話題、コロナウイルス感染拡大・予防。国内での感染は合計で約1500例にも上り、ここのところ3日間などは一日当たりの感染者数(感染者数認知)が一気に増えてきました。外出が制限されたり、イベントが中止になったり、ほしいものが手に入らなかったり、出かけられず退屈もしたり、様々なことで困ったなあと感ずるような日々が続いていることと思います。子どもたちも大人も変化に戸惑っていることと思います。児童館など子どもたちの遊び場やコミュニティセンター等は、全面休館となっているところもあるようです。私たちの活動の拠点である愛知県大府市でも、3月の全面休館が4月の半ばまで延長されることとなりました。閉塞的になるため辛いです。しかし、ここが堪えどころですね。収束までは、「厚生労働省HP・新型コロナウイルス感染症について」を受け止めながら、感染予防や拡大予防に努めていきたいところです。制限される中でのわが子の様子人と思うように会えないところもありながら、それでいて、わが子はあれをしようこれをしようと、いろいろ思うのだそうです。塗り絵をしたり、囲碁のちょっとした研究をしたり、大好きなウォルドルフ人形を抱いたり、時にはテレビ等も見たり…と、目いっぱい遊んでいます。もちろん、ドイツゲームも楽しんでいます。その中でも、昨今、わが子が夢中になっているのが「イスタンブール」というゲームです。

新型コロナウイルス感染予防に関する対応について

2020年2月24日、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議において、『感染の拡大のスピードを抑制することは可能だと考えられる。そのためには、これから1-2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際であり、これからとるべき対策の最大の目標は、感染の拡大のスピードを抑制し、可能な限り重症者の発生と死亡数を減らすことである。』旨の結論が出され、政府からも、国民へのお願いとして、感染予防に関することや拡大を防ぐために協力してもらいたいこととして、様々なことが伝えられました。  また、2月25日、政府より 「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」が示されました。当会は小規模なイベントです。ただし、親子で知育玩具とアナログゲームで楽しむ会というオフラインイベントであり、接触要素はあるといえます。また、オンライン上で行うなどといった方法の転換には適していません。そのため、一定の収束がはかれるまでは、開催判断が難しいイベントの類であるかと考えます。かといってどこまでも日程を決定しないわけにもいかないので、当会の対応としましては、・3月の日程については、中止する・4月以降については日程を決定して発表はしておきつつ、政府からの発令や感染状況を見ながら開催を随時検討していく。・開催が危険だと判断する場合には、既に決まっている日程でも、中止する場合があるということにしたいと思います。開催・中止については、決定次第、速やかにこのHPや、各種SNSにて発信していきたいと思っております。いつもと違う事態になりますが、正しい情報を随時受け取っていただき、参加を判断していただきたく思います。どうかよろしくお願いいたします。リアルタイムでの政府からの情報についてはこちら ↓厚生労働省HP「新型コロナウイルス感染症について」 

「今、すること」の判断力をつけるには

子どもを見ていて、大人がイライラするとき子どもたちと接するときのうち、思わずイライラとしてしまうことはなんでしょう。・先に伝えたはずのことを理解していない・後でやればいいことを今やらなければならないと勘違いしている…など、様々なことがあるでしょう。親御さんがイライラとするときの多くの共通点として、「今、すること(今、するべきこと)を判断できない」という様子がお子さんにある、というケースは非常に多いようです。子どもが小さいうちは暖かく見守ってきたつもりだけれど、小学生にもなってどうして判断できないのだろう、なぜこうなったのだろう…と嘆かれたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。「今、すること」の判断力のもとは私の子どもは自閉症スペクトラムで、特徴のひとつとして、他者から何かを学ぶには目に見える形が必要です。知的にも決して恵まれているとは言えないため、様々なことを学ぶのに、音声言語でしか伝えられないケースでは非常に苦労する子です。しかし、様々な行動に対しての判断力が全くない、ということはありません。それはなぜかというと、診断を受けた時から支援手法を視覚的にし、前もって様々な情報を視覚的に伝え(与え)て支援することを続けてきたからです。幼児であったわが子に、その日になって「今日は◎◎をするよ~」といった伝え方によって引っ張りまわすといった、”落ち着かない毎日”を過ごさせない・常態化させないということを徹底してきました。前もって情報を与えて視覚的に支援すると、子ども自身がこれから起こることやするべきことをわかって前もって準備ができるので、安心・安定して過ごせます。親目線でいえば子どもを叱ることが劇的に減っていきます。つまり、判断力をつける・磨くというのは、1.情報の与えられ方 2.情報を使った(情報をもとに判断する)経験を積むこと この二点が重要なのです。これは知的な能力とは関係がありません。手帳を交付されるほどの知的障害があっても自身の生活に対して判断力を持ちそれなりの生活をできている大人もいれば、障害手帳を持てない程度の知能に恵まれていても自身の生活を適切に判断できない大人もいます。その違いは、適切な手法を用いて育てられたか否か、手法に基づいた適切な経験を積めたか否か、ということなのです。大人が伝え方を視覚化しよう適切な判断力を身につけられていない子の多くは、「判断するための情報をどう取り入れるか、そして取り入れた情報をどう使うか、といった、判断に必要な手法がわからない」状況です。それにも関わらず、それらの手法が教師や親など人生の先輩たちから伝えられるときの多くは「小言」など、有効とは言い難い情報の与えられかたをされていることが非常に多いのです。言っては消える小言、これでは、たとえ内容的に大切な情報が伝えられていたとしても、子どもに残ることはありません。判断に必要な情報(事柄)は、子どもにわかるように伝える工夫がまず必要ということです。目に見える形や手法を用いて、しかもそれらはその子ども自身がわかる・実現できるかたちで日ごろから接していくようにしましょう。ただ、それを実践するにはどうしたらいいのか、というところを伝えているところは本当に少ないです。その中でも、極めて優れた、非常に役に立った考えや実践のノウハウを持つ『株式会社 おめめどう』を実践手法としてご紹介します。私の子どもの支援にも使っています。おめめどうhttp://www.eonet.ne.jp/~omemedo/おめめどうショップhttps://omemedo.ocnk.net/身体障害のある方には車いすや義手義足といった、様々な支援手法をすぐに用意するのに、知的障害や発達障害には、「(その人の視点に立った考えを構築せずの状況で)がんばってなんとか…」あるいは「他人の声掛けで動けばまあそれでいいじゃないか…」といった、その人が自身で自分の人生を生きる手法を構築しようともしない、そんな傾向があります。人権的に支えていない、具体的手法として視覚化が常に欠如している…これらは『人を助けるとはそも何なのか、支援するとはいったい何なのか』そういった視点が欠けている・するほうの独りよがりである、極めて危険な状態です。障害の有無とは関係なくすべての人に対して、こういったことがないように接していく、考え方や具体的手法のノウハウがおめめどうさんにはあります。障害がなくとも子育てのノウハウの一つとして、もちろん障害支援の具体的手法としても、近しくしていただくと、きっと互いに幸せな関係性を築くことができますし、子ども自身の判断力も非常によくついてきます。お勧めします。