親子ボードゲーム会だから。

親子ボードゲーム会だから、子どもが当然ボードゲームをするわけですが、その子どもがボードゲームをするとき、どんな様子で取り組むでしょうか?また、子の様子を見た親はどんなことを思うのでしょうか?


気に入ったゲームがあって、そのゲームを何度も何度もやりたいAちゃんのお母さんは

「うちの子はこれがとっても気に入っているようなのですが…もうこればっかりで。他のは見向きもしないんです。正直な気持ちを言うと、相手するのに飽きることもあって…もっと他の物にも目を向けてほしいんですが…」


とにかくいろんなもので遊んでみたい!ボードゲーム会に来たら、沢山のゲームがあるからドンドン遊ぶぞ~!というタイプのBくんのお父さんは

「もうちょっと落ち着いて遊べるといいのになあと思うんですよ。ゲーム時間は短いにしても、数回やったら勝ち方なり戦略なりを考えたくなると思うのですが、そういうところはなくて、1回やったらすぐ違うものに目が行くようで…まだまだ子供だなって思いますね」


私も子をもつ親として、気持ちはとてもよくわかります。ないものねだりのような感情を、持ってしまうのですよね。


親子ボードゲーム会なら、どちらもきっと、様々な可能性を引き出せそうですよ?


Aちゃんみたいな子は、同じゲームが大好きな人を見つけてみたり、他の大人と遊んでもらったりしながらトコトン楽しむことでしょう。心から楽しみ遊んでくれる人と一緒なら、違うゲームへのハードルも下がることでしょう。また、いつも遊んでくれる仲間が持ってきたゲームなら、ちょっとやってみようかな、と新たな世界に手が伸びるかもしれません。


Bくんみたいな子は、多数の友達と多数のゲームをワイワイ楽しむうちに、「勝ちたい」と思う相手と出会います。その時にはきっと、「このゲームなら負けない」と自分の得意で相手と勝負しようとしてみたり、「●さんの得意なアレを真剣に覚えてみよう」と思ったり、腰を据えてああでもないこうでもないと思考錯誤も始めることでしょう。


親子ボードゲーム会だから、互いに育ち育て合おうという土壌を是非とも作りたいものです。そこにはきっと、いろいろな可能性があります。



Bandeボードゲーム会

ドイツゲームと知育玩具で楽しむ会です。小学生とその親による「親子参加」が中心です。 愛知県大府市で活動中。知立ボードゲーム会と共同運営しています。