親子ボードゲーム会にしたい!訳(1)

私は小学生の子を持つ親です。そして、子どもはかなり能力に偏りのある子です。一般社会で生き抜くには難しいといえる子ではあると思います。

世の中の大半の人が知る子育て法は全く合わず、かなり苦労しました。我が子の様子を見た心無い人からは、親が遊んでやらないからだの、見本にならないからだの、子どもを神社へ連れて行ってお祓いでもしたらどうだの、随分な言われようをしたこともあります。

今もまだ、模索中のところがあります。

私自身も悲しい思いをしたことの一つに、「我が子はごっこ遊びが理解できなかった」ことがあります。

大抵のお子さんは幼稚園へ入るころにもなれば、ままごとや○○(お医者さんだのお店やさんだの幼稚園だの…社会を模倣したような)ごっこといった、かなりのレベルのなりきり遊びができます。しかしわが子は、自由になりきれば良い、という、そのなりきり遊びで何をしてよいのかわからなかったのです。当時は言葉もほぼオウム返し、物のやり取りもできませんでした。

その時、ふと思ったのです。自由になりきる遊びがわからないなら、やる事が決まっている遊びなら良いのではないかと。

それから紐通しやペグ挿しを与え、我が子はしばらく夢中で遊んでいました。また、洗濯物を取り込んだとき、ハンカチやタオルなど簡単ななものをたたむことを教えたら、しばらくは洗濯物を取り込むたび嬉々としてたたんでくれました。

我が子が色々なことを出来るようになった様子を見るのは、私にとってもとても嬉しいことでした。が、その反面、子どもとなんとかやり取りしたい、このままやり取りずっとできないのは寂しすぎるという思いが、一杯になってきました。

続きます


Bandeボードゲーム会

ドイツゲームと知育玩具で楽しむ会です。小学生とその親による「親子参加」が中心です。 愛知県大府市で活動中。知立ボードゲーム会と共同運営しています。