子どもとボードゲームの箱絵について


大人がボードゲームを見るときは、推理力のゲームとか記憶力のゲームとかいったゲーム上で使う能力や、アクションゲームとか協力ゲームとかいったゲームにおける性質などで行うことが多いと思います。選ぶ・説明する…といったときにも、こういった事柄に依ることが多いでしょうし、普通であるかと思います。


しかし、7歳になるくらいまでの子どもの多くは、ボードゲームを見るときに大人のような見方や考え方・選び方をしていません。


パッケージに描かれている絵を見て

「くだもののゲーム」とか


「ワニとサルと…いっぱい動物のゲーム」とか



内容を語るにしても「チーズをいーっぱい集めるゲーム」とか、




時には、目的の説明すらもまどろっこしいとばかりに


「だーかーらー!ネズミのしっぽがみんなに引っ張られるやつ!!」


なんて言うときもあります。子どもは、ボードゲームの世界に浸り、自身がボードゲームの中の主人公であるかのような視点で、大人の選ぶ・説明する…といったようなことをしているのです。


7歳になるくらいまでの子どもに与えるゲームを考えるときは、対象年齢なども大切ですが、まずはパッケージを見て、子どもに合っているかどうか考えてみてあげてください。特にお子さんにとって初めてのボードゲームには、重要な視点であるかと思います。


子ども本人に見てもらって、箱絵に対して(時には、コンポーネントに対して)、何か子どもが言ってくるようであれば、他愛のないことであってもよく聞いてあげてください。子どもが持つ世界観を共有して、ともに楽しんであげて頂きたいと思います。

Bandeボードゲーム会

ドイツゲームと知育玩具で楽しむ会です。小学生とその親による「親子参加」が中心です。 愛知県大府市で活動中。知立ボードゲーム会と共同運営しています。