障害のある子供とドイツゲーム
何やら難しいテーマのように見えますが、ドイツゲーム(ボードゲーム)はお勧めできるよ!という話です。難しい理論ではありません。
障害のある子どもは、何かしら思考や能力の偏りがあり、それが原因で生きづらい思いをすることがあります。遊びの中でもそれはあり、特にイマジネーションの貧困があったり、言語理解の困難がある場合は、一般的に「幼い子どもでもできる」「易しい遊び」と思われがちな、ごっこ遊びや、縛りのない自由なテーマでの構造遊びや製作遊びなどが難しいことがあります。
そういった子どもたちにも、ドイツゲーム(ボードゲーム)は比較的遊びやすいものと思われます。
・世界観や得点などが、ボードの表現や具体物によって視覚化されている
・ルールが明文化されている
・やることの手順が決まっており、次に何をするのか見通しが立ちやすい
・能力による得意不得意に応じて、ゲームの種類を選んだりルール調整(数量的に、時間的になど様々な要素で)をしたりすることで、遊びを調整することが比較的容易
などの理由があるからです。
デジタルゲームと違うのは
・ルール調整がフレキシブルである
・遊ぶ相手が必ず必要なので、コミュニケーションを取る良い機会となる
・顔を突き合わせ、時間と場を共有するので(遠隔的に遊ぶことがないので)、他者との誤解やすれ違いに早めに気づきやすく、意思疎通がはかりやすい
・依存性がない
ところでしょうか。
特に、障害のある子どもは、実社会での自己肯定経験が少なくなりがちで、そこから逃避し心の安定を図ろうとして、デジタルゲームの世界での自己実現を求めるということがとても多くなりがちです。その結果、定型児よりもハマってしまいやすく、気が付けば依存症になっていることも珍しくないです。
では、そういった物から遠ざけるのには何を与えれば…ということですが、やはりそれは良質な玩具ということにつきるでしょう。(デジタルゲームは最初から与えないのが正解です。)その中でも向いているのは、上記で上げた様々な理由から、ドイツゲーム。ざっくり考えても、推しの玩具であると思われます。
私自身、我が子を育てていく折に苦労しいろいろ勉強しましたので、何歳ごろから、どういった物から与え、具体的にどうしてあげたらよいのか、そういったこともわかります。
それはまたいずれ。
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